研修を実施する上で、“何を”大切にするのがいいのでしょうか。
ある企業の役員の方と、研修内容について打合せしている中で、
「“仕事上の成果”か“社員さん一人一人の人生の豊かさ”か、どちらに重点をおいて、研修をしましょうか。」とお伺いしたところ
即座に
「“社員一人一人の人生の豊かさ”です。」
とお答えになられ素敵な会社さんだと、感銘を受けました。
「そうすると、一人一人の個性を認めるということになりますが、よいですか」とお伺いすると、
「もちろんです」
とお答えを頂きました。
続けて、その方は
・営業会社なので、営業系の人間の方が華やかにみられる傾向があること
・昔は、技術の人間も営業を経験させて、総合的な管理職として育てていたこと
・今は、オールマイティな人を育てるよりも、一人一人の適正を認めて、専門職的な人も大切に育てていること
を話してくださいました。
その背景として、
「社会的な情勢からも労働人口が減っていく中で、オールマイティな人を育てるのには時間がかかるし、こういう風に育たなければ駄目だといって、残った人だけでやっていける時代ではないです。」
とお話されていました。
社会の状況や人材育成の考え方が確実に変化していっているのを感じます。
1つ1つの企業のニーズにあわせた、より良い教育が提供できるよう、鋭意尽くしてまいります。
ロボライズ 髙木