対象:新入社員 (2006年位~毎年)
研修はだるい、面倒、と否定的に捉えている方が多い中、せめて入社したばかりの新入社員には、「研修は楽しく学べる場」という意識を植え付けたいと思っていました。そんな中、通常の座学中心ではなく、船の生産ラインを製造する、というユニークな実習を見つけました。当社の柱が船の配電盤製造であるため、事業的にも親和性も高いと判断し導入を決めました。
一つ目は、体験型の研修は多数ある中、ロボライズさんの研修は、純粋に「楽しい演習で気づきを持ち帰る」というものであり、持ち帰る学びを明確にしている点です。
二つ目は、講師の情熱です。常に受講生と向き合い、膝を突き合わせ、「やり遂げる体験」に至るよう熱心に関わってくださいます。研修の課題は難易度があり、全員が力を合わせないと達成不可能です。講師の情熱の後押しにより、自分と仲間を信じて真剣にやってみる力が引き出されていると思います。
現場の状況や上司・先輩からの意見など、入念なヒヤリングが事前にあります。研修は2日と短い期間ですが、その2日間に、状況にマッチしたフィードバックやコメントを端々に入れてくださるので、受講者に響くメッセージが届きます。お陰で、演習は実務とは直接的には関係ないのですが、その演習に取り組む姿勢、考え方、方法は、そのまま職場に持ち帰って実行できるように感じます。
最初の演習では、うまくいかないチームがほとんどでした。社会人として、手探りながら目的に対して実行することで会社で何が起こるかに直面します。この研修の面白さは、失敗からスタートし、演習に取り組む中で自然と社会人に必要なスキルや知識を学んでいくところ。2回目のミッションでその学びの活かし方を考えていきます。
2回目の演習やその後も、議論がヒートアップし、自己変容もままならないため、喧嘩のような葛藤がチーム内で起きる事もあります。ゆらぎのフェーズで、2回目も失敗するチームも多くあります。
その後、うまくいかなかった理由を分析したり改善策の議論を徹底的に行います。グループ討議が苦手だったり遠慮気味だった受講生が、自分がいないとうまくいかない、ということに気づき、生き生きと主体的に関わりだします。
一番の変化は、たった2日間で受講生がシャキッとして、最後の行動計画の発表時に、充実した表情になった点です。
何がなんだか分からない中、ただ、言われた事に取り組む。そんな日々から離れて、製造業で成果を創るとはどういうことか、の全体像を体験型で学ぶ。そして、演習を通して、成果を創ることによって生まれた自信や、自分を活かす取り組み姿勢に変化させた成功体験により、日常業務でも真剣に、より丁寧に、より厳密に自分のために取り組もうと意識が変化します。
葛藤を乗り越えた変容は、まさに社会人として歩む一歩を踏み出すきっかけになったと言えます。
講師が非常に愛情をこめて接し、失敗した後、単なる一方通行の講義形式ではなく、そこから解へ導く方法を受講生達で見出し、気づきを促すところが、とてもいいと思いました。自分達で考え抜き、演習中に行動を変化させて成果を出せたことが、職場でも「やれそう」という自信につながっていると思います。
その意欲、姿勢、そして具体的な仕事の基本(PDCA、タイムマネジメント、チームワーク)を体験とともに体得できる点が非常に特徴的な研修だと思います。
考えて、次の演習でやってみようと意識するが、できない、失敗する。できない、と落ち込む。そこで再度、改善策をチームで議論すると、自分では絶対に考えつかないような意見が出てくる。それらを融合させると、とてもいいアイディアになったのは、面白い体験でした。
また、そこそこ大型のものを創るので、最初は絶対無理だろう、と思っていました。しかし、仕事をする上で必要な知識、スキル、マインドを段階的に学んでいけるようになっており、1つ1つ納得して学ぶ事ができました。
毎年、大人になって帰ってきますね(笑)。新入社員だから仕方ないのですが、やはり仕事の全体像が見えない中で、業務に取り組むことが多い。指示側も非常に忙しいので、丁寧な指示が出せないケースが多々あります。そんな中、指示待ちだった新入社員が「これはこうしておいたらいいですか?」「いつまでですか?」と主体的に聞いてくるようになりました。これはこの研修がきっかけのように感じます。
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