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ロボライズブログ

教室の様子、生徒の作品、教育に役立つ情報などをご紹介!

「ほんものの教育者の方だよ」と、講演のご案内を、私の師匠から頂いたので、行ってまいりました。
講演されたのは、熊本で6つの高校の校長先生をされた方。

すべての学校で生徒数を増やしたり、学力を向上したりと、
地域から評判になった改革をされていました。
赴任された学校では
①「挨拶をする」②「朝食をとる」③「毎日、本や新聞を少しでも読む」
④「家で、親の仕事を手伝う」
という事を、徹底的に指導していったとのこと。

そして、各学年の各クラスにおいて、①~④を何パーセントの生徒が実施しているか、
1年の間に、どれだけ変化していくかデーターをとって分析したそうです。

その結果、よく実施するようになったクラスは、
明確に、学力の向上があらわれたとのことでした。

ここで、「家で親の仕事を手伝う」ことが、
なぜ、とても大事なことなのか
お話されていた内容を、紹介します。

家で仕事を手伝うという事は、子どもにとって
〇家での存在感、役割の自覚
〇仕事の段取り・手順の理解
〇感謝・思いやりの育成
であり、

子どもたちは、消費活動が主だが、
仕事の手伝いは、生産活動への参加である。

人に何かをしてもらった時の喜びより
人の為に何かをして相手が喜んでくれた時の方が
もっと大きな喜びが得られる。

それは、
正しい勤労観
正しい職業観
を育む

人の気持ちを知るスタートは、親の気持ちを知ることから
家の手伝いは、親の気持ちを知るスタート

いかに親のやることが、難しいことか、わかってくると
親への感謝が芽生え、気配りができる人になる。

気配りできる人は、調整できる人になり、
将来、仕事もできるようになると、明確に言える
とのことでした。

とても、納得させられました。

昔日本では、子どもが家の仕事を手伝うことは、当たり前の風景でしたが、
今は、少なくなくなりました。

基本的ことを通して、どのように人の成長を育んでいくかを
これからも大切にしていきたいと思いました。

ロボット・プログラミング教室
ロボライズ 高木

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